禁煙を続ける為の思考法 パブロフの犬・プロスペクト理論・自己暗示

禁煙を続ける為の思考法 パブロフの犬・プロスペクト理論・自己暗示




どんな禁煙法?

「パブロフの犬、プロスペクト理論、自己暗示、この三つを使って禁煙を成功させましょう!」なんて言うと、なんのこっちゃ?と、小難しく聞こえますが、実はこれ、私が禁煙に成功した時に取った思考法を言い換えるとこの三つ。というだけの事です。
ちなみにこの思考法で禁煙を成功させた本人が記事を書いていますので、効果は実証済みです。(^.^)
(実際の禁煙体験記はこちら“[実録!体験記]禁酒禁煙を同時にしたらどうなるの?”Part1

この思考法がどのようなものか簡単に言うとこんな感じです。

  1. だれだって、やりたい事はやるし、やりたくない事はやらないですよね。
  2. それならば、もしもタバコが吸いたくなくなれば、吸わないですよね。
  3. それならば、タバコを吸いたくなくなりましょう

と、簡単な連想ゲームのような論法の思考法です。simple is bestです。





さて、タイトルにある3つの理論や方法論は全て人間の本能に関するものです。ご存知の方もいると思いますが簡単にご説明します。

パブロフの犬
条件反射の事です。パブロフの犬はイワンパブロフという学者が行った条件反射の実験の総称です。梅干を見ると自然に唾がでる。あれの事です。訓練することで得ることができます。


プロスペクト理論
投資でよく用いられる理論です。この理論は、人間は場合によって非合理的だったり不利益な方を選んでしまう。といった事や、人は同じ金額を得るより失う事、例えば1万円をもらうよりも同じ1万円を無くす方が心理的影響が大きい。といった事を証明した理論です。詳しい内容はググるとたくさん出てきますので興味のある方は調べてみてください。


自己暗示
これは読んで字の如しです。自己暗示なんて言うと、なんだか怖いイメージもありますが、今回の禁煙手法においては、[自己暗示をかける=何度も口にして信じ込む]程度のものです。

さて、あなたはもう禁煙を始めていますか?
多分、この記事を読まれている多くの方は未だ禁煙を始めていないと思いますので、先ずは禁煙に取組むところから参りたいと思います。
では早速、具体的な内容に入りましょう。





禁煙を始める理由

dream禁煙を始める理由って、何でも良いんです。理由の中で一番多いのは健康の為と節約の為だと思います。
節約が理由だと、禁煙を始めるのは意外と簡単なんですよね。毎日いくら貯金できるから一ヶ月でいくらになる。といった具合に具体的に計算できるので目標を立てやすいから始めやすい。
一方、健康の為が理由だと明確な目標が立てづらいので、スタートの一歩目を踏み出しにくいんですよね。

とまぁ、愚痴のような前置きはこの辺にして、いきなりですが、本題に移ります。

なかなか禁煙を始められない人へ質問です。

■質問1
今たばこを吸うと、5分間だけ心地よくなれます。けれど一生不健康な体のままです。
あなたはタバコを、A:吸いますか? B:吸いませんか?

かなりの方がA:吸いますと答えたと思います。
これって当然なんですね。大抵の喫煙者はたばこは体に悪いって知ってて吸ってるんですよね。当然の答えです。

では次の質問です。

■質問2

A:今たばこを吸えば、5分間だけ心地よくなれます。けれど一生不健康のままです。

B:今たばこを吸わなければ、一生健康な体が手に入ります。けれど5分間の心地よさは得られません。

AとBどちらを選びますか?

今度はBと答える方が増えたのではないでしょうか?
5分の心地よさよりも一生の健康の方がメリットが大きいからですね。

つまり、今タバコを吸うよりも今タバコを止める方があなたにとってメリットが大きいという事です。Bを選んだ方は、あなた自身、その事を知っているのですね。であれば、Bと答えた方はすぐに禁煙を始めてみましょう。(^.^)

先ずは思い切って始めてしまうのも手です。
禁煙があなたにとって悪い事は、ほぼ100%ありません。安心して一歩を踏み出してください。

それでは、どんどんいきましょう。具体的な禁煙方法に移ります。





禁煙思考法 1日目


最初に言うと、1日目はひたすら我慢するしかありません。実は禁煙を始めて1日目で挫折される方が一番多いと思います。1日目はそれくらいストレスがかかりますね。
ですので、気を紛らわすためにも、できるだけタバコと関係のない事を考えたり体を動かしてリラックスしましょう。
それでも当然喫煙欲は湧いてくるのでその時は、すぐさま口にしながらこのように考えてください。

1.「今吸うと、一生健康になれるチャンスを失う」:人は失う事の方が心的影響が大きい事を利用します。

2.「だから吸いたくない。」:自己暗示をかけます。

一日目はタバコが吸いたくなったら、ひたすらこの1と2の言葉の繰り返しです。

禁煙1日目には一つだけ楽しみにできる事があります。それは2日目の朝の体調の変化です。
2日目の朝、目覚めた時の体調は昨日までとはまるで違っているはずです。あなたは明日の朝起きた時、体のだるさや重さが半減していると感じるでしょう。楽しみになりませんか?

先ず初日は、2日目の朝の体調の変化をめざしてがんばりましょう!

何度も言いますが1日目が一番きついです。ここを乗り切れば2日目にはすばらしい朝が待っているはずです。

禁煙思考法 2日目

禁煙2日目の朝は、昨日までとは打って変わって体が軽くなっていることに気が付くと思います。禁煙最初の大きな山は越えました! 禁煙2日目からはこの成功体験も利用していきます。

タバコが吸いたくなったら、1日目と同じ要領ですぐさまこのように考えるようにしましょう。

「今朝の体調の良さは失いたくない。」:失う方が心的影響が大きい事を利用します。

「だからタバコは吸いたくない」:自己暗示をかけます。

少しでもタバコが吸いたいと思ったら、できる限り瞬時に「たばこは吸いたくない」と思い込むことも重要です。条件反射として体に刷り込むためです。

タバコ=”吸いたくないもの””自分に不都合なもの”として条件反射的に頭に浮かぶように訓練しましょう。

禁煙思考法 3日目以降は繰り返し

たばこが吸いたくなったら、できる限り瞬時に下のように考えます。

POINT1.今の体調は失いたくない。以前の体調にもどりたくない
2.だから、タバコは吸いたくない
3.瞬時に1と2を考えるようにします

条件反射的にタバコを拒否するように訓練します。

1はプロスペクト理論、2は自己暗示、3はパブロフの犬(条件反射)がベースになっていますね。

この考え方が自然とできるようになったら禁煙はほぼ成功ですね。

3日目以降はタバコが吸いたくなったら、ずっとこの思考法を繰り返すだけです。

やる事自体は難しくないですよね。むしろ簡単ですね。

こんな事で禁煙成功できるの?とおもわれるかもしれませんが、実際に成功している人間が少なくとも一人はいます(筆者)ので、是非実行してみてください!(^^)

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