XSERVERで無料で常時SSL化(https化)する方法 [所要時間5分]

2018.10.24
ブログ
https化, SEO, SSL, XSERVER, Xサーバー, 常時SSL化

1. 常時SSL化とは？
- - 1.0.1. では、SSL（Secure Sockets Layer）とは何でしょうか？
2. SSL化されたサイトとSSL化されていないサイトの見分け方
3. 常時SSL化が必要な理由
- - 3.0.1. SSL化する際の注意点
4. XSERVERで常時SSL化する手順
- 4.1. XSERVERの設定
- 4.2. WordPressの設定
5. 常時SSL化した後に忘れずにするSEO対策

常時SSL化とは？

簡単に言うと、常時SSL化とは、ユーザーがサイトにアクセスする際、全てのページへのアクセスでSSL通信を行う事で安全にインターネット通信を行えるようにする事です。

では、SSL（Secure Sockets Layer）とは何でしょうか？

Webブラウザーとサーバー間で安全に通信するためにネットスケープ・コミュニケーションズ社が開発したセキュリティー機能。IETFにより「TLS（Transport Layer Security）」という名称で標準化も行われている。証明書によるサーバー認証と、Webブラウザーとサーバー間での通信内容を暗号化するという2つの機能を持つ。HTTPに限らずTelnetやFTP、SMTPなどのさまざまなアプリケーションプロトコルの暗号化に利用できる。SSLを使用しているWebサイトでは、URLが「https://」で始まる。出典：http://yougo.ascii.jp/caltar/SSL

SSL化されたサイトとSSL化されていないサイトの見分け方

SSL化されていないサイトは、URLがhttp://で始まり、google chromeでページを開くと、アドレスバーに「！保護されていない通信」と表示されます。

SSL化されているサイトは、URLがhttps://で始まり、google chromeでページを開くと、URLの前に錠前のマークが付くので一目瞭然です。

常時SSL化が必要な理由

１つ目は、ユーザーが安全にインターネット通信を出来るようにする為のセキュリティ強化。
２つ目は．SEO対策です。SSL化されていないサイトよりもSSL化されたサイトの方が検索順位で優先されます。セキュリティがしっかりしているサイトの方が優先されるのは当然ですね。

SSL化する際の注意点

SSL化するとURLがhttp://からhttps//に変わるわけですが、検索エンジンでは今までとは別のサイトとして認識されます。ですので検索順位が今までと変わります。ユーザーがhttpサイトへアクセスした際に、自動でhttpsへ切り替わりますが、SSL化したばかりの数日は検索順位が落ちる可能性もある点は注意が必要です。ですが、個人的には長い目で考えれば、数日間一時的に順位が下がる事は仕方ないのではないかと思います。

XSERVERで常時SSL化する手順

それでは常時SSL化する具体的な手順に参ります。設定はXSERVER側とWordPress側の両方の設定が必要になります。

XSERVERの設定

１．XSERVERの「サーバーパネル」にログインします。
２．サーバーパネルの「ドメイン」の「SSL設定」を選択

３．SSL化したいドメインを選択

４．「独自SSL設定の追加」を選択して、「独自SSL設定を追加する（確定）」を押す。自動で追加設定が始まるので、しばらく待つと設定が完了します。

５．「ＳＳＬ設定の一覧」を見ると、無料独自SSl一覧に追加されているのが確認できます。
SSL設定確認

WordPressの設定

１．「WordPress」の「設定」「一般」の中の、「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」の両方を、URLをhttpからhttpsに変更します。(例)：「https://xxxx.xxxx」一般設定URL入力
これでサイトのTOPページのSSL化は完了です。
現時点ではドメインのTOPページだけがSSL化された状態ですので、次の手順で全てのページをSSL化させます。

２.「Really Simple SSL」というプラグインをインストールして全てのページをSSL化します。
「Word Press」の「プラグイン」の「新規追加」で「Really Simple SSL」を検索。「Really Simple SSL」が表示されたら今すぐインストールして有効化します。

以上ですべてのページがSSL化され「常時SSL化」が完了しました！すべてのページのアドレスバーに錠前マークが付いているのが確認できると思います。